アブストラクト(1巻4号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | ビニールスポンヂによる肋膜外充填術並びに胸腔内應用について |
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Subtitle : | |
Authors : | 岡田浪速, 久保田欽士, 坂下昇, 前坊毅 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 八尾市立病院外科 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 1 |
Number : | 4 |
Page : | 219-224 |
Year/Month : | 1953 / 10 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「まえがき」肺結核症に對する虚脱療法として, Wilson, 長石氏等により肋膜外合成樹脂球充填術が發表されて以來, 優れた利點を有する爲, 各方面に於いて追試檢討が行われた結果, 種々の缺點も又判明した. 一方又一側肺全摘出術, 肺葉切除術等の後, 胸腔内死腔の遺殘による縱隔洞の移動や, 健側肺の過膨脹等が心機能の減退を惹起し, 叉この死腔が晩期氣管支瘻の誘因ともなる事は, 多數の學者の認めている所であり, この死腔の閉鎖には横隔膜神經切斷術, 胸廓成形術等が施行されて來たが, 之等のみでは不充分であり, 且つ胸廓成形術は形態の醜形を來たし, 上肢の運動は不充分となり, 且つ脊柱の側彎及び捻轉から惹起される縦隔洞への影響はまぬがれ難い. 吾々は之等の缺點を補うものとして何等かの充填物を求めていたが, 彈力性を有する, 極めて輕量のビニールスポンヂ(鐘紡製品)を得, 之による基礎的研究並びに臨床的實驗を行いつゝあるので, 此處に之を報告し諸賢の御批到並びに御追試を抑ぎ度い. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |