アブストラクト(2巻1号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 胸廓成形術における肺尖剥離と, 肋骨切除量との相關性に關する研究
Subtitle :
Authors : 林寛治
Authors(kana) :
Organization : 慶應義塾大學醫學部外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 2
Number : 1
Page : 20-32
Year/Month : 1953 / 12
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 肺結核に對する外科的療法は, 近時, 著しい進歩をとげたが, 胸成術が, 現在, 依然としてその主體をなし, 且つ, 最も廣く普及していることは, 等しく一般の認むるところである. 現在, わが國において行われている胸成術は, 一部のものを除いて, ほとんどすべてが, 最も近代的な胸成術とされているSemb式筋膜外肺尖剥離胸成術である. 胸成術において, 最も大切なことは, 病巣肺部の完全な虚脱による空洞の閉鎮と, 虚脱肺の再膨張による空洞再開の豫防であるが, Semb式胸成術では, このための肺尖剥離術が, 極めて重視され, 不可缺視されている關係上, わが國においては, 肺尖剥離は, あたかも胸成術と不可分のもののごとき考えが廣く行われている. 從來のSemb術式で, 肺尖剥離をした方がしないより遠隔成績のよいことは, 知られた事實であるが, 肋骨切除量との相關については, 正確な記載がない.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
このページの一番上へ