アブストラクト(2巻2号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺結核の外科的療法に於ける氣管支の形態的變化と其の動態に關する臨床的, レントゲン學的研究(第2報)
Subtitle :
Authors : 池谷亘, 篠井
Authors(kana) :
Organization : 東京醫科大學外科學教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 2
Number : 2
Page : 64-71
Year/Month : 1954 / 2
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 第3章 肺結核外科的療法に於ける氣管支運動と胸廓並びに横隔膜運動の變化 [第1節 緒言] 肺の安静が肺結核の治癒を促す上に重要な因子であることは他の種々なる疾患の場合と同様である. 然して虚脱肺の安静ということは従来より一般に漠然と信じられていたが, 未だ確たる實證を持たぬのである. 元來虚脱肺の複雑な運動を理解することは極めて困難な問題であるが, 私は肺の運動の程度と氣管支の運動を觀察することに依り間接に略々推知することが出来ると考え, 此れと密接な關聯を有する胸廓(肋骨)並びに横隔膜の運動を併せて調査した. [第2節 檢査材料並びに方法] 氣管支・胸廓(肋骨)・横隔膜の三者の運動を同時に觀察するために, 前述の103例の症例の中で, 胸廓成形術26例, 充墳術9例, 氣胸8例, 氣腹兼横隔膜神經撚除4例, 肺葉切除10例に就いて氣管支動態撮影法Bronchokymagraphieを行つた. 使用した装置はStumpf(1928)の平面キモグラフイーで, 主として細隙移動法を採用した. 細隙方向は身體長軸に平行する場合及び直角なる場合の二者を用い, 細隙幅2mm, 鉛板幅12mm, 移動速度6秒である.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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