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[第1章 肺結核患者喀痰中の結核菌形態] 肺結核患者早朝時喀痰の最も膿性のものを選んで, 塗抹, 固定, Ziehi-Neelsen染色法により染色, 鏡檢, 陰性のものは田村氏集菌法で集菌して塗抹, 固定, 染色, 鏡檢した. 症例はすべて化學療法, 外科的療法施行前のものを選んだ. 菌觀察にあたつては次の點を特に重視した. 1. 染色性, 染色法を常に同一條件とするため艀卵器内染色法を使用した. 2. 菌形 菌長はMikrometerにより測定, Liebmam分類法により短桿菌（20u以下）, 中桿菌（2.0～3.0u）, 長桿菌（3.0u以上）に分類, 他に膨大形, 球形のもの. 3. 穎粒數 少数（0～1コ）, 中等度（2～3コ）, 多數（4コ以上）に分けた. 4. 菌叢 結核菌多數が集團となっているものを菌叢とした. 5)菌數 Gaffky表を以て表わした. 而して次のように分類した. A群（集菌+, G1, G2） B群（G3,G4, G5） C群（G6以上） 検査成績 症例數 100例 1. 染色性,やや不良のもの5例 2.形態 短桿菌を主とせるもの…20 |
