アブストラクト(2巻2号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺結核手術の循環諸量に及ぼす效果についての研究(其の一)
Subtitle :
Authors : 宍戸隆典1)2), 清水健太郎1), 宮本忍2)
Authors(kana) :
Organization : 1)東京大學醫學部清水外科教室, 2)國立東京療養所
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 2
Number : 2
Page : 104-114
Year/Month : 1954 / 2
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [緒言] 最近の見解によれば, 肺の機能は換氣, 肺胞機能, 肺循環の三つに大別される1). 而してこれらの機能が互に複雑に相關連して全體としての肺の機能が圓滑に營まれるものと考えられる. それ故胸廓成形術, 肺葉切除術等直接肺に手術的侵襲が加えられたさいの生體のうける病態生理學的效果は, 手術侵襲そのものの關係した面からと同時に以上の三つの面からも綜合的に考察されなければならない. 著者は數年來國立東京療養所入所患者及び退所者について, 肺結核症に對し諸種の外科手術を行つたさいの循環血液量を中心とした循環諸量の變動を觀察し, 術前状態, 術後近接成績, 術後遠隔成績について上記の見地から檢討を加え些か知見を得たのでここに報告する. [檢査方法](1)循環血液量の測定には色素法, Co法, 最近では放射性同位元素法等があるが, 臨床的には色素法が簡便正確であるので本檢査においてもこの方法を用いた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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