アブストラクト(2巻2号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺結核手術の循環諸量に及ぼす效果についての研究(其の二)
Subtitle :
Authors : 宍戸隆典1)2), 清水健太郎1), 宮本忍2)
Authors(kana) :
Organization : 1)東京大學醫學部清水外科教室, 2)國立東京療養所
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 2
Number : 2
Page : 114-130
Year/Month : 1954 / 2
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : (4)手術後遠隔時の成績 術後1ヵ年以上を經過した胸威術23例, 両側胸成22術(註:両側手術完了後1ヵ年以上經過したもの), 肺葉切除術(一側肺全剔除術を含む. 以下肺切除術と略稱)26例について上記循環諸量を測定し比較檢討した. 測定時の術後經過年數は表14の通りである. これらは何れも體温, 赤沈は正常, 喀痰中結核菌は大多數例において陰性で, 手術の效果が一應達威せられ病症が臨床的に治癒乃至安定したと考えられる例である. 體重は胸成群では24例中16例が術前値に恢復又はそれ以上に増加し, 肺切除群では26例中14例が術前値に恢復叉は増加した. 両側胸成群では術前値乃至それ以上に恢復したものは22例中8例に過ぎなかった. i)血液量, 血漿量, 血球量, Ht. 胸威, 両側胸成, 肺切除の各群についてこれらの値を前記と同様に正常値以上, 正常値上界, 正常値中央域, 正常値下界,正常値以下に區分しその例數を表示すれば表15~18のようになる. 胸成群では體重毎瓩血液量は種々の値をとるが正常値下界以下のものが23例中12例があり平均値(cc/kg)75.6(81.4≧m≧69.7)は對照値よりやや低い.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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