アブストラクト(3巻5号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 僧帽瓣口狹窄の實驗的研究 (中編)環状結紮による僧帽瓣口狹窄犬の作成及びその生存期間と瓣口狹窄限度との關係 |
---|---|
Subtitle : | |
Authors : | 雲井康晴, 小澤凱夫 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 大阪大學醫學部外科學第一教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 3 |
Number : | 5 |
Page : | 364-376 |
Year/Month : | 1955 / 4 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第1章緒言」前編において著者は僧帽瓣腱索を圍纔する環状結紮により該瓣口の狹窄が形成される事及び環状結紮を設置した生體が生存する爲にはその結紮は周圍2.0cm或は正常瓣口に對する面積比1/9以上の大さでなければならぬ事を述べた. 本篇に於いてはは斯樣な環状結紮を設置した「狹窄犬」60例について術後の經過・剖檢並に組織學的所見等と共にこの内の10例に對して行った心臟カテーテル檢査成績を論述せんとするものである. 觀察期間は術直後より1年に亘り, 使用動物(實驗囘數)約180匹(囘)に逹した. 「第2章實驗方法」體重8kg内外の健常雜犬を用いエーテル麻醉人工呼吸のもとに左第5肋間に於いて開胸, 心嚢を横隔膜神經前1cmにて縱切開し心臓を露出する. 環状結紮の設置はKiser氏結紮のもとに左心室を開き1)肉眼精視を以て僧帽瓣腱索を所定の太さの標準棒と共に密に結紮し然る後この標準棒を抜去する方法を用いた. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |