アブストラクト(3巻5号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : ゴルフ・スウイングによる肋骨骨折について
Subtitle :
Authors : 伊藤悌二郎1)2), 澤田1)
Authors(kana) :
Organization : 1)九州大學醫學部第三内科教室, 2)西鐵中央診療所
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 3
Number : 5
Page : 385-394
Year/Month : 1955 / 4
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「緒言」激しいスポーツである柔道・角力・ラグビー等で骨折の發生することは珍らしくないし, ある程度不可避なものとされている. 又その運動競技の種目によつて頻發する骨折部位もほぼ一定している. 從來ゴルフは中年以後の輕いスポーツで, 直接之に起因して骨折發生は起らないものと一般に考えられ, 報告例を見ない樣であるが, 私は昭和28年2月以降この1年4月間にゴルフ・スウィングによって發生した肋骨骨折患者9例を經驗し, その必ずしも稀でないことを知り, かつ2~3の知見を得たので報告して一般の注意を喚起したいと思う. 「症例」第1例. 古○壽○, 48歳, ♂, 事務員 初診:昭和28年2月20日. 家族歴:母は子宮癌, 弟1人は肺結核で死亡した. 既往歴;35歳の時蟲垂炎で手術を受けた他著患を知らず, 偏食していない. 右利きで, 學生時代は野球およびテニスをしていた. 軍隊は輜重輸卒として3月間入隊した. 現病壓:昭和17年頃1カ年位ゴルフをしたが, その後は事務をとるだけで運動しなかつた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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