アブストラクト(3巻5号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 代償性肺氣腫か肺結核に及ぼす影響に關する實驗的研究 第4編 感染後に行われた實驗的氣腫が結核推移に及ぼす影響
Subtitle :
Authors : 米村博臣1), 辻村秀夫1), 松岡茂2)
Authors(kana) :
Organization : 1)長崎大學醫學部外科學第二教室, 2)長崎大學醫學部病理學第二教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 3
Number : 5
Page : 422-435
Year/Month : 1955 / 4
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「緒言」著者は代償性肺氣腫が肺結核に及ぼす影響を追求せんとして種々の實驗を行つてきたが, すでに第2(1), 3(2)篇に於て報告した如く, 肺氣腫を起さしめて後, 結核菌を接種すると, 感染時の氣腫の程度並びに感染後の時間經過に從つて, 其處に發生する結核病巣は夫々異つた態度をとつて進展する事が分つた. 即ち肺氣腫形成初期に菌を接種したものは寧ろ對照無處置家兎肺に於ける病變よりも輕度であり, 氣腫形成後或る程度時日を經て感染せしめると對照より増惡する傾向のある事を知つたのである. そこで本篇では更に進んで, 豫め感染を行つた家兎に對して, 氣管支結紮に依る肺氣腫を起さしめ, これが既存結核病巣の推移に如何なる影響を與えるかを檢討した結果, 多少の知見を得たので茲に報告すると共に, 全實驗の結果を綜合して, いささか檢討を加えて見たい. 「貿驗材料並びに方法」實驗材料として健康成熟家兎35頭を用いた. 1群7頭として5群に分け, 各群とも3頭は對照とした.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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