アブストラクト(3巻6号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 人工氣胸術と肺結核の再燃並に結核病巣の病理細菌學的性状とその切除による處理
Subtitle :
Authors : 安藤喜八, 木村猛明
Authors(kana) :
Organization : 國立療養所村松晴嵐莊
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 3
Number : 6
Page : 437-447
Year/Month : 1955 / 6
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「1. 緒言」最近肺結核に對する化學療法, 切除療法等の發展に關連して虚脱療法, 特に人工氣胸術に就ては多數の批到が行われ, その適應は嚴格な修正を受けるに至つた. その結果人工氣胸術の實施症例は甚しく減少の傾向を示してきたが, 尚既に施行せられているもので廢絶することも出來ず, 又廢絶してよい状態にも達する見込のたたないまま, ただ慢然と繼績している症例も相當にある. これ等の症例について完全な治癒を得しめるためには, その對象となつている病巣を如何なる時期に如何に處理することが最も適當であるかを研究することは重要なる問題であると老える. 「II. 人工氣胸術の批判と病巣處理に關する概念」從來肺結核の治療に於て人工氣胸術は最も廣く實施せられてきたのであるが, 諸學者により檢討批到された結果, 長期間繼績することにより肋膜合併症の併發するものが多く, 遠隔成績も良好でないことが報告されている.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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