アブストラクト(3巻6号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 「肺結核に於ける肺切除術の呼吸循環機能に關する研究」 第1編肺切除術の呼吸機能に及ぼす影響
Subtitle :
Authors : 三宅有, 篠井金吾
Authors(kana) :
Organization : 東京醫科大學篠井外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 3
Number : 6
Page : 481-501
Year/Month : 1955 / 6
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 第I編肺切除術の呼吸機能に及ぼす影響「第1章緒言」近時麻酔學特に氣管内麻酔法, 輸血學の進歩及び化學療法の發展に伴い大手術が安全化され胸部外科の目覺しい進歩を遂げるに至つた. それと相俟つて肺切除術の普及も急激に増加の途を辿つて, 現今では胸廓成形術と並び肺結核外科の治療法として二大主流をなすに至った. 胸廓成形術後の肺機能に就いては古賀, 堤, 杯木等の報告が見られ, 又歐米ではKnipping, Anthony, Brauer, Gaubatz等の報告がみられるが, これ等は主として兩肺の總合機能の面で論じられて来たもので, 左右別肺機能を別個に測定した報告はZeiner(1948)の報告の外, 我國では教室の高橋の報告がある. 高橋の研究によれば胸廓成形術によつて術側のみならず, 反對側肺機能も低下する事が指 摘せられている. 肺切除術後の肺機能については一般に術後の機能低下が少なく且つ恢復も早期に行われる事が認められているが, これに關して左右別の肺機能を觀察したものが少く, 殆んど兩側の總合機能の面で論議せられている.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
このページの一番上へ