アブストラクト(3巻6号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 胸廓成形術の胃腸管機能に及ぼす影響 特に自律神經系との關係について |
---|---|
Subtitle : | |
Authors : | 廣田精三, 木村猛明 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 國立療養所村松晴嵐莊 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 3 |
Number : | 6 |
Page : | 552-564 |
Year/Month : | 1955 / 6 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」胸廓成形術を行つた症例に術後相當期間, 胃腸障碍を訴えるものが少くない. 私はこれが胸廓成形術という大なる手術侵襲そのものゝ直接影響即ちStressとしての胸廓成形術に對する防禦機轉, 及びその影響が去つた後の肺結核病彙の治癒機轉の進行との關係は如何であるであろうか. という點に就いて自律神經系との關係の檢索を主目的として觀察を行ったのである. 現在迄に肺結核症と自律神經系との關係については多數の報告がなされている. 胸廓成形術と自律神經系との關係については, 平山(昌)1), 上田(直)2), がEppinger u. Hess3)に從った藥効學的試驗によつて術後交感型が増加することを認め, 小川4), はWenger氏の方法5)6)により術後病勢の安定すると共に副交感神經優越に傾くと全く反對の観察を行つている. 私は末稍皮膚に於ける檢索方法以外に, 自律神經機能をうかがう手段の一として其の標識を胃液分泌相並に胃腸管の運動機能の變化に求めた. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |