アブストラクト(3巻8号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 外科に於ける肺循環の研究 |
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Subtitle : | |
Authors : | 服部孝雄, 木本誠二 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京大學醫學部木本外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 3 |
Number : | 8 |
Page : | 669-700 |
Year/Month : | 1955 / 10 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」心臓及び肺臓は機能上からは一つの單位と見られるため, 兩者の機能をわけて考えることはしばしば困難である. 近年に至り換氣, 擴散の兩者をも含めてすべての肺機能を肺循環と考える新しい概念が漸次確立され, 殊に最近における心臓カテーテル法の進歩に伴つて著しく發展せしめられるに至つた. Riley&Cournand1)は1947年に心臓カテーテル法を利用して肺循環の血液動態に新しい分野をひらき, 肺機能の新しい概念の基礎を作つた. 其の後更に研究が進み, 考え方が整つて1951年にRiley & Cournand2)3)4)によつて換氣, 肺血流及び擴散の數式化が. 略々完成され, それに從つて肺疾患の詳細な病態生理が報告されるに至つた. この頃よりRiley & Cournandの考え方は廣く認められるようになり, これに基く業績も漸次見られるようになつて來た. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |