アブストラクト(3巻8号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肺區域切除術に於ける一工夫 |
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Subtitle : | |
Authors : | 重本茂1)2), 上村良一1), 森岡大三2) |
Authors(kana) : | |
Organization : | 1)廣島大學醫學部上村外科教室, 2)島根縣國立療養所 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 3 |
Number : | 8 |
Page : | 701-703 |
Year/Month : | 1955 / 10 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「まえおき並びに考察」肺區域切除術の遂行, 特に切除肺區域と隣接した健常肺區域の境界の決定には閉鎖循環式氣管内麻醉器は必要不可缺のものではあるが, 吾が國の現状では種々の事情により局麻下で實施せねばならない場合が少からずあると思われる. 局麻下で肺區域の境界を決定する方法に就いては, 既にRubenstein氏(1949)1), 長石氏(1952)3), 岡田氏(1954)7)により發表記載されているところであるが, Rubenstein氏の術式をこゝに略述すれば, 15ccのH2O2に2, 3滴のメチレン青を加え, この混合液を切除肺區域の氣管支内に緩徐に注入すると, 遊離された02によつて染色液が肺區域内に推し進められ, 同時に肺區域が膨脹すると言い, 又長石氏法は區域氣管支内に注射器で空氣を吹き込んで切除肺區域を膨脹させ, 區域境界を明らかにしたのち, 觸診により病巣を確かめ, 次いで0.5%メチレン青液數CCを區域氣管支内に注入する. 岡田氏法によれば, 1%インヂゴカルミン液約2ccを區域動脈内に注入すると言う. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |