アブストラクト(3巻8号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 大動脈瓣閉鎖不全症に對する人工瓣膜の研究 第1報
Subtitle :
Authors : 長谷健一, 榊原仟
Authors(kana) :
Organization : 東京女子醫科大擧外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 3
Number : 8
Page : 719-736
Year/Month : 1955 / 10
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 第1編生體組織による人工瓣膜「第1章緒言」近年本邦に於ける心臓血管外科の進歩は極めて著しいものがあり現在迄に本邦で手術された心臓症例は數百例に及んで居るが, 大動脈瓣閉鎖不全症に對しては未だ其の報告を見ず, 後天性瓣膜症の内殘された唯一の疾患である. 大動脈瓣閉鎖不全症に對しては1950年にCampbell4)は, , Artificial aortic valve"と題して初めて人工瓣膜について發表した. 斯れより先1947年Hufnagl3)はメチルメタクリレイト合成樹脂圓筒を用い大動脈内に挿入, 6カ月後の剖檢に於て圓筒挿入部に殆んど組織反應を見ず, しかも血栓の形成を認めないと報告したが, 此の實驗結果を基としてCampbellはメチルメタクリレイト合成樹脂(以下アクリル合成樹脂と略稱す)を用い精巧なる人工瓣膜を作製し大動脈弓部に挿入し, 大腿動脈にて動脈波を描記する事により, 大動脈瓣の逆流に對する處置として今後更に發展する望み多きものとして報告した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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