アブストラクト(3巻8号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 神經・筋活動電流による呼吸の研究 第1篇 人の正常及び病的状態に於ける呼吸筋筋電圖 |
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Subtitle : | |
Authors : | 川俣建二, 木本誠二 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京大學醫學部木本外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 3 |
Number : | 8 |
Page : | 737-748 |
Year/Month : | 1955 / 10 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「第1章緒言」筋活動電流の研究はPiper30)(1912)によつて始められたもので, その後Adrian&Bronk1)2)(1928, 1929)が同心型針電極を考案して節活動電流の誘導に利用して以來, この方面の研究は新しい發展をみるに至つた. 本邦に於いても近年時實32)33)35)36)を始め, 多數の入によつてその研究が進められて來た. しかし筋活動電流による呼吸運動の研究は從來餘り多くなく, 殊に人體の呼吸運動を對象にした筋電圖學的研究は殆んどないといつてよい. 筆者は人間の正常状態及び病的状態に於ける呼吸運動を筋電圖學的に研究した. 骨格筋の收縮は運動神經系と筋系とから構成されている運動系の興奮活動の効果的表現である. 運動系は機能的立場から, 脊髓前柱細胞を境として, 中樞性運動系と末榾性運動系に大別される. 中樞性運動系は前柱細胞より上位の中樞運動神經であり, 末檜性運動系は末榾効果器であつて前柱細胞とそれが支配する筋線維群からなる所謂神經筋單位(Neuromuscular Unit, 以下N.M.Uと略記す)から構成されている. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |