アブストラクト(3巻8号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 神經, 筋活動電流による呼吸の研究 第2篇 麻醉と呼吸機能
Subtitle :
Authors : 川俣建二, 木本誠二
Authors(kana) :
Organization : 東京大學醫學部木本外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 3
Number : 8
Page : 749-769
Year/Month : 1955 / 10
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第1章緒言」麻醉の呼吸に及ぼす影響は肺並びに胸廓に對する作用と中樞神經系特に呼吸中樞に對する作用とに區分して考えることが出來る. 從つて麻醉の呼吸に對する作用を檢索する揚合には, 麻醉による肺機能の變化を追求する方法と, 麻醉時の中樞神經系の態度, 特に呼吸中樞の態度を追求する方法の2途があげられる. 呼吸に關興する筋・神經の活動電流を誘導して呼吸を觀察する時は, 或る程度呼吸中樞の態度を推論出來, 呼吸の質的變化を明かにし得るものである. 然るにこの呼吸筋・及び神經の活動電流より麻醉の呼吸に及ぼす影響を系統的に檢索した報告は, 從來餘り見られないので, 筆者はこの研究を企圖した次第である. 呼吸筋の活動電流については筆者が年來研究を重ねて74)80), 吸息に最も關與する筋は内肋間筋第I乃至第IV軟骨間部および横隔膜であるとゆう事實を明にし, これを第1編に於て記述したが, 本編に於てはこれらの吸息筋を示標として活動電流を導き, 麻醉による呼吸の變化を檢索した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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