アブストラクト(3巻8号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肋膜外肺剥離腔の吸收機能と横隔膜運動に關する臨床的研究 |
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Subtitle : | |
Authors : | 佐藤順泰, 河合直次 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 千葉大學醫學部第一外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 3 |
Number : | 8 |
Page : | 770-786 |
Year/Month : | 1955 / 10 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」肺結核に對する外科療法の主流が, 近來萎縮療法から直逹療法に移つて來たことにはいろいろな因子が關係している. すなわち抗生物質の豐富な登場とか. 手術手技の改善, 或は病態生理の解明を伴つた麻醉法の進歩とか云つたものが, 切除術を安全なしかも確實な地位に押とげてくれたものである. したがつて萎縮療法が直達療法によつてその適應範圍を狹められたことは事實である. しかし本來の適應から見れば當然切除療法を行うべき症例でも, 現在迄は技術的に己むを得ず萎縮療法が行われていた場合も當然含まれていたわけである. この點から考えると, 肺結核の外科的療法は現在に至つてはじめて, 本來の適應を自由に選擇出來るようになつたと云つても過言ではない. 河合教授は外科療法を成功させるためには適應の決定が最大の要件であることを繰返し述べて居られるが, これは對象が直逹療法であつても萎縮療法であつても全く同樣である. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |