アブストラクト(4巻1号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 收縮性心膜炎に關する臨床的並に實驗的研究
Subtitle :
Authors : 皆川健次, 榊原仟
Authors(kana) :
Organization : 東京女子醫科大學榊原外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 4
Number : 1
Page : 30-47
Year/Month : 1955 / 11
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 第1編實驗的研究「第1章緒言」心臓外科手術の急遠な發展と診斷法の進歩に伴って我が國でも收縮性心膜炎に對する關心は最近頓に加わつて來た. この收縮性心膜炎とは心膜炎の後遣症として心膜が石灰の有無に關係なくユ着肥厚して心臓の擴張が妨げられたものでPich氏病として1896年述べられている. 本疾患の臨床例は歐米2)10)に於いて數多く報告されておるが, 我が國ではまだ手術例數15例内外という微々たるものであり向後手術臨床經驗が重ねられるであろう. 現在收縮性心膜炎(以下收心と略す)に關して最も關心をもたれている問題の1つは肥厚ユ着した心膜をどの部分で剥離することが本疾患の治療効果上有効であるか, と云う事である. この點に關しての臨床的研究は歐米に於て數多くの報告が行われているが, 之を實驗的に研究しているものは少く, 歐米に於てはIsaacsら2, 3人に過ぎない. 本邦では京大緒方の報告がある. 之等の報告の多くは部分的, 又は全面的收心を作成して之等の血液動態上の變化に主に重點を於いている.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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