アブストラクト(4巻2号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 胸廓成形術施行患者における健康状態の追跡調査 第2報 胸部レ線寫眞所見と追跡調査成績
Subtitle :
Authors : 太田誠, 畠山辰夫, 關口一雄
Authors(kana) :
Organization : 國立宮城療養所外科
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 4
Number : 2
Page : 111-121
Year/Month : 1955 / 12
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「緒言」第1報1)では, 當所で胸廓成形術を施行した患者のうち1)肺外臓器結核を合併していないこと2)胸部レ線上, 對側に著明な病的陰影がないこと3)適當な前準備と後療法を受けていること4)胸廓成形術以外には特殊の治療がなされていないこと5)術前, 術後の檢査成績が明らかであること, という5條件に合致した334例について術後長期間にわたつて連續的に經過を追つて健康状態の調査を行い, その綜合成績と退所時の菌所見や作業療法との關係を檢討した. 本篇では引續き同症例について, 胸部レ線寫眞所見と術後における健康状態の推移との關係を調査した. このような調査は胸廓成形術の適應決定, 術後處置あるいは健康管理の上で, 參考になる點が少なくないと考える. 「調査症例および調査方法」本調査の對象とした症例と調査方法は第1報1)と同じである. 胸部レ線寫眞所見は, 矢状方向に撮影した普通寫眞の數葉を讀影した結果を基準とし, さらに昭和24年4月からは, ほとんどの症例について氣管支造影所見と, また昭和25年7月からは, 斷層寫眞の所見を參考にしている.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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