アブストラクト（3巻4号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 原發性肺臟癌の5手術例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 山下豊, 安齋光男, 木村信夫, 佐藤三郎 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 東北大學醫學部武藤外科教室 |
| Journal ： | 日本胸部外科學會雜誌 |
| Volume ： | 3 |
| Number ： | 4 |
| Page ： | 301-307 |
| Year/Month ： | 1955 / 3 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 手術的に切除成功せる原發性肺臓癌5症例を報告する. 症例1:20歳の男子, 印刷工場事務員. 家族歴に癌素因はない. 生來健康, 1年前全身倦怠感あり, 偶々集團檢診にて胸部レ線間接撮影を受けたが(第1圖), 當時は異常陰影發見せられず, 4カ月後, 右胸部に鈍痛を訴え. レ線寫眞及び透視に依り始めて右肺腫瘍と診斷された. 手術を獎められたが, 1カ月間の放射線治療を受けた. その後多少羸痩はしたが, 4カ月前頃より時々血痰を交えて喀痰を見る樣になり, 胸痛もあつて, 胸部異常陰影發見後8カ月にして來院. 現症 體格, 榮養中等, 呼吸, 脈搏正常, 赤血球410萬, 血色素90%, 體表淋巴腺の異常腫大を認めず, 胸部は, 右前, 後下部が打診上短で, 呼吸音の減弱を認めた. 心音清澄. 喀痰は漿液性一部膿性であるが, 腫瘍細胞は見られず, 結核菌も塗抹にて陰性. レ線檢査 胸部背腹レ線像上, 右肺中野に心陰影に接し, 境界鮮明, 半球状の濃厚なる陰影を認めた(第2圖). |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
