アブストラクト(3巻4号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 本邦人氣管支擴張症 氣管支造影像と剔出肺所見
Subtitle :
Authors : 大方要, 鈴木
Authors(kana) :
Organization : 東北大學醫學部武藤外科教室, 抗酸菌研究所外科
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 3
Number : 4
Page : 308-315
Year/Month : 1955 / 3
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 氣管支撰張症に就ては歐米に於ては既に多數の業績發表1)-10)を見たが, 本邦に於ては症例報告11)-13)は別として系統的研究としては, 熊谷, 粟田口14), 本多等15)16)の發表を見るに過ぎず, 而も本邦人氣管支擴張症のレ線像と剔出標本との比較檢討を試みたものはない. 依って余は當教室及び抗酸菌研究所外科に於て剔出した本症27例に就てレ線像に就て檢索し, 剔出肺との比較を試み, 知見を得たので報告する. 檢査方法 氣管支造影法は經鼻カテーテル法によつた. 剔出標本の檢査に當つては氣管支にゾンデを挿入, 氣管枝走行を追求し, 又氣管支を開き氣管枝及び所屬肺の變化を檢し, レ線像と對比した. 檢査成績 I. レ線像に就ての検索 1. 氣管支擴張症の好發部位 27例の氣管支造影像より見た罹患肺葉は第1表の如く, 1肺葉罹患の揚合には下葉が多く, 2肺葉罹患の場合にも下葉及び舌状葉が犯されている場合が多い. 上, 舌, 下の3肺葉罹患のものも少くなかった. 1例に左全葉と右中葉罹即ち兩側性が見られた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
このページの一番上へ