アブストラクト(3巻4号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 代償性肺氣腫が肺結核に及ぼす影響に關する實驗的研究 第三篇 肺氣腫程度と結核の感染及びその推移との關係 |
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Authors : | 米村博臣1), 辻村秀夫1), 松岡茂2) |
Authors(kana) : | |
Organization : | 1)長崎大學醫學部外科第二教室, 2)長崎大學醫學部病理學第二教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 3 |
Number : | 4 |
Page : | 316-327 |
Year/Month : | 1955 / 3 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」肺氣腫と結核との關係に就てはすでに2, 3の學者に依つて論議されているが末だ意見の一致を見ない. 例えば實驗的に氣腫形成後に菌を接種すると, 對照より病變が進行し, 感染後氣腫を起させると却つて良結果を得ると言う學者が居り1)2), 或は氣腫形成後に感染させても感染後氣腫を起させても, 常に良結果をもたらすとするものもある3). 著者は先に第二篇に於て氣管支結紮による氣腫形成後2週間目に結核菌を接種して病變の推移を檢討し, 氣腫肺に於ける病變の推移は, 對照無處置肺のそれに比して相當の相違がある事を認めた4). 此等の結果から氣腫形成の初期と晩期とに分けて感染を行えば, 感染時の氣腫の程度に依つて, そこに生ずる病變に差異のある事が想像されるに至った. そこで本篇では手術後の氣腫の程度に應じて逐日的に菌を接種し, 氣腫程度と結核病變推移との關係を檢討し多少の知見を得たので茲に報告する. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |