アブストラクト(4巻3号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺葉切除後殘存肺の再膨脹に關する實驗的並びに臨床的研究
Subtitle :
Authors : 柿崎信一, 三上二郎
Authors(kana) :
Organization : 北海道大學醫學部第一外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 4
Number : 3
Page : 223-234
Year/Month : 1956 / 1
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [緒言] 最近, 肺臓外科の發達により, 肺切除術が盛に行われており, 其の成績もきわめて良好となつて來た. これは, 種々の化學療法の進歩にもよるが, 一方, この方面のたゆまざる技術的研究が, 今日に至り漸く結實したものである. 肺切除後の殘存肺が, 形態學的に如何なる運命をとるか, 更に, 種々なる條件のもとでは, これらの變化が如何なる影響を受けるか, の問題は理論的にも, 又臨床的にもきわめて重要, 且, 興味ある問題である. 私は, この問題を研究する爲, 動物實驗を行い, 組織學的な檢索をなし, 更に當教室に於いて, 昭和28年10月より昭和29年8月までの臨床例10例に就いて肺葉切除後の殘存肺の状態を組織學的に檢査し, 臨床成績と比較檢討したので, 其の成績に就いて以下に述べる. 第1編動物費驗編 第1章緒言 肺切除の實驗的研究に於いて, 其の殘存肺の形態學的研究は幾多の報告があり, 其の結論としては, 殘存肺の容積が増大することはHaaslerを除いて殆んどの報告者が認める所である.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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