アブストラクト(4巻3号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 青色症(Morbus Caeruleus)の手術治療に關する臨床的研究 第I篇 Fallot氏四徴症の手術前の臨床的所見及び血行動態について |
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Subtitle : | |
Authors : | 和田逹雄, 木本誠二 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京大學醫學部木本外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 4 |
Number : | 3 |
Page : | 251-274 |
Year/Month : | 1956 / 1 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | [緒言]先天性心臓疾患の手術治療は, 1938年Gross氏1)の動脈管開存症に對する最初の手術成功例以來, 驚くべき進歩を遂げている. 特にBlalock氏Taussig氏2)の獨創的な考按によつて, チアノーゼを有する先天性心臓疾患, すなわち青色症が手術可能となつたことは, 今世紀の外科學における大きな收獲と思われる. 先天性心臓疾患に對する手術方法は, Brown氏3)も言う如く, 舊來の解剖學的外科學に對する純生理學的外科學のよい1例であり, したがつてその手術に際しては, 手術前後の詳細な生理學的檢索により, その血行動態を解明することが是非とも必要である. 1929年Forrsmann氏4)の貴重な自家實驗によつて創始せられた静脈カテーテル法は, 1941年Cournand氏等5)によつて再び取り上げられて以來, この先天性心臓疾患の手術の發達に伴つて, その血行動態の解明に應用せられ, 近時華々しい發展を遂げたものである. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |