アブストラクト(4巻4号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 非チアノーゼ性先天性心疾患の血行動態に關する研究 第2編 心房中隔缺損症
Subtitle :
Authors : 三枝正裕, 木本誠二
Authors(kana) :
Organization : 東京大學醫學部木本外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 4
Number : 4
Page : 293-308
Year/Month : 1956 / 2
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 心房中隔缺損症に對して, 最初に手術治療を試みたのはMurray66)(1948年)であるが, 彼の用いた方法では完全に中隔缺損を閉鎖することは困難で, その後この方法は用いられなかった. 近年になつて, 本症に對する手術方法に對して, 種々の創意考案が行われ, また直視下心臓内手術の發展にともなつて, 本症は外科的手術治療の對象として大きくとり上げられるようになつた. 現在, 本症に對して實施されている手術々式としては, 閉鎖性非直視下手術としては, Bailey67)68)69)のAtrioseptopexy, Gross70)71)のAtrial-Wellを使用する方法, Sφndergaard72)73)73)により考案され, Bjork, Crafoord75)76)によつて改良實施された方法などがその代表的なものであるが, 一方これに對して, 直視下に中隔缺損を縫合しようとする試みも盛に行われ, Lewis77), H. Swan, 78)Bailey79)は全身低體温法により血流遮断を行い, Kirklin80)はGibbonの人工心肺裝置を用いて直視下に心房中隔缺損の縫合閉鎖に成功している.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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