アブストラクト(4巻4号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 胸部重大Stress及び大輸血の血清蛋白體に及ぼす影響 (其の1)肺切除術症例
Subtitle :
Authors : 佐脇慶江, 畑下敏行, 益子智貞, 高田蒔
Authors(kana) :
Organization : 東邦大學醫學部醫化學教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 4
Number : 4
Page : 345-350
Year/Month : 1956 / 2
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [まえがき] 結核治療の進歩は近時めざましいものがある. わけても胸部外科の發達に伴い, 結核症に對する直達療法は, 化學療法の徹底, 麻醉學の發達, 及び輸血の完備により一般化されてきた. 肺切除術の如き大量の出血と, これが補血を必要とされる場合, 術後生體に及ぼす影響, とりわけ血液蛋白體にどのような變化をきたすかということは極めて重大な事柄であるが, これに關して系統的な實驗は未だ行われていない .こゝに於て胸部重大Stress及び大輸血後における血清蛋白體の變動, 並にこれに伴う血清反應の態度について検索し, 次の成績を得たので報告する. 症例並に術式 症例は東邦大學第二内科に入院せる肺結核患者で, 昭和29年9月より昭和30年1月迄の間に本學外科に於て手術を受けた20例(男子18例, 女子2例)である. 年齢は19歳より51歳に亙り(平均年齢25. 9歳), 切除範圍は一側剔肺1例, 肺葉切除8例, 區域切除9例及び葉切を目的として開胸せるも廣汎なる癒着の爲胸廓成形に變更せる1例であつた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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