アブストラクト(4巻5号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 吸入麻醉における炭酸ガス蓄積とそれの肺循環に及ぼす影響
Subtitle :
Authors : 關英郎
Authors(kana) :
Organization : 慶應義塾大學醫學部外科學教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 4
Number : 5
Page : 431-444
Year/Month : 1956 / 3
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [緒論]吸入麻酔は, わが國においても1950年以来, 急速な發展をとげ, 益々普及しつゝある. それに伴い, その病態生理もいろいろ檢討されている. 炭酸ガス蓄積の問題も, 低酸素症と共に, それの重要な因子として注目をひいている. しかし, 麻酔臨床上, しばしば, その發生に遭遇し, しかも發見が困難な場合が少くなく, 重大な結果を招くことさえある. 私は, 慶大外科において行つた吸入麻酔の臨床例と, 犬による實驗により, 炭酸ガス蓄積の問題を檢討した. 研究項目 1)臨床例における炭酸ガス蓄積の檢討 2)炭酸ガス蓄積の動物實驗 3)炭酸ガス檢出器による臨床成績 4)炭酸ガス蓄積による呼吸性アシドーシスの臨床成績 5)實驗的炭酸ガス蓄積の肺循環に及ぼす影響 1)臨床例における炭酸ガス蓄積の檢討研究材料:慶大外科において行つた吸入麻酔症例のうち, 1950年11月より, 953年末に至る2年2カ月の胸部手術469例, 及び, その他の手術115例, 計584例, 藥劑別症例數を表1に示した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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