アブストラクト(4巻10号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肺切除術後の肺機能 |
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Subtitle : | |
Authors : | 大和田耕一, 河合直次 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 千葉大學醫學部第一外科學教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 4 |
Number : | 10 |
Page : | 976-990 |
Year/Month : | 1956 / 8 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | [第1章 緒言] 肺外科に於いても, その理想とするところは, 云うまでもなく, 疾病の治癒とゝもに, 肺機能の損失を出來るだけ防ぐことになくてはならない. いろいろの手術に於いて, 最小の侵襲・最大の効果が, 常に我々外科に携るものゝ念願である. 近來, 肺結核外科の劃期的な發展によつて, その治療體系も, 一應確立されたかの如き感があり從來の虚脱療法から, 積極的な切除療法へ, その地位をゆずりつゝある現況であるが, それとゝもに, 術後の肺機能温存という點にも, 大きい關心がよせられつゝあることは, 當然と云わねばならない. 河合教授は, 此の點に深い關心をよせられて, 既に度々, 肺結核の外科的早期手術を提唱し, 肺縫縮術, 肺部分切除術をとりあげ, 良好な成績とゝもに, 術後肺機能温存の面でも, 良好な結果を得て來たのであるが1)2)3)4)5)6), 肺結核治療界の現況は, 單純で侵襲の少い部分切除では既に及ばず區域乃至肺葉切除を行わねばならない症例が多數を占めている. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |