アブストラクト(4巻10号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 生體内充填物質としてのビスコーススポンヂ並びにポリビニールフオルマールスポンヂの應用價値に關する基礎的研究
Subtitle :
Authors : 夏秋正義1)2), 豐島博忠1)2), 岡本博史1)2), 長石忠三1), 吉村英一2)
Authors(kana) :
Organization : 1)京都大學結核研究所外科療法部, 2)國立療養所紫香樂園
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 4
Number : 10
Page : 991-1003
Year/Month : 1956 / 8
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [緒言] 近時肺結核外科に於いては, 切除療法の發達に伴い, 虚脱療法の適應範圍は次第に縮少されつゝあるが, 而も尚お切除の困難な症例に對して胸廓成形術のような虚脱療法を行うことは次善の策として有用であり, この意味から虚脱療法の一層の改善を圖ることは, 切除療法が發達した今日と雖も忽に出來ぬところである. 例を充填術にとつて見ても, かの肺切除術の第1人者と稱せられるOverholtの臨床に於いてさえも, 骨膜外合成樹脂球充填術がかなり盛んに行われつゝある現状である. 本邦では, 1947年長石・辻・美濃口等によりメチールメタクリレート球による肋膜外合成樹脂球充嗔術が提唱せられて以來, 一時は全國的に廣く行われたが, その後本法には術後日を經て空洞穿孔や肋膜外膿胸等の合併症を併發する場合が少くないという重大缺點があることが明かとなり, 爲に本法は今日では一般に顧みられなくなつている.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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