アブストラクト(4巻10号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 氣管支造影劑の研究 特に肺組織に及ぼす影響 |
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Subtitle : | |
Authors : | 山崎洋吉, 河合直次 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 千葉大學醫學部第1外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 4 |
Number : | 10 |
Page : | 1033-1048 |
Year/Month : | 1956 / 8 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | [第1章 はじめに] 近年, 胸部外科特に結結核に對する外科療法は驚異的な進歩を遂げた. 一方化學療法の普及により手術の適應については術式のみならず時期の選擇についても嚴正を要し, 諸種檢査成績の分析解明により決定されねばならない. 診斷法中最も有力なものはX線檢査法であり, そのうち氣管支造影法は普通撮影, 斷層撮影と相並び相俟って最も重要な指針を與えるものである. Forestier, SicardがLipiodolを用いて氣管支造影法を行って以來同法は略ゝ實用的な役割を果して來たが陰影の殘存は病變の推移観察上致命的な缺陷を持つことゝなる. 更に近年行われている選擇的氣管支造影法においては沃度油の陰影殘存は更に強くなる. これらの事情から陰影消失の速い氣管支造影劑が要求され, Jodpyracet系造影劑に粘稠劑としてCMCを加えたものが登場し1轉期を劃した. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |