アブストラクト(4巻13号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 續發性肺カンヂダ症に關する研究
Subtitle :
Authors : 佐須孝之, 篠井金吾
Authors(kana) :
Organization : 東京醫科大學篠井外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 4
Number : 13
Page : 1163-1193
Year/Month : 1956 / 10
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第I章 緒言」カンヂダ症とは不完全眞菌に屬するCandida albicans(以下C.alb. と略す)によって起る眞菌性疾患を云う. C.alb. は1839年Langenbekによつて最初に發見されたもので, 從来モニリアと云われ, これによる疾患はモニリア症と呼ばれていたが, 1938年第3囘國際微生物學會においてモニリアをカンヂダと呼稱する事に決り, 以後モニリア症はカンヂダ症と呼ばれるようになつた. 本菌の感染は口腔, 膣, 肝門, 皮膚, 爪等は勿論の事, 氣管支, 肺, 瞻道等の内臓にも見られ, 稀に敗血症, 心内膜炎, 髓膜炎等も惹起される事が記載されている. され, 肺カンヂダ症を最初に記載したのはCastellani A. で, 1905年セイロンに於て肺結核に類似した患者の喀痰中より本菌を分離し, 動物實驗により, その病原性を確認したものである.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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