アブストラクト(4巻14号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 肺縫合創の治癒機轉に關する研究 (第1編) 健常動物の場合 |
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Authors : | 西村正禮1)2), 長石忠三1), 城鐡男2) |
Authors(kana) : | |
Organization : | 1)京都大學結核研究所, 2)國立療養所貝塚千石莊 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 4 |
Number : | 14 |
Page : | 1257-1294 |
Year/Month : | 1956 / 11 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 「緒言」近時肺結核の外科的療法, 特に直達療法の發展は, 結核化學療法並びに麻醉法の進歩と共に眼覺しいものがある. 就中, 長石, Meduller, Ryan等の提唱せる, 部分的肺切除術による肺結核の早期治療という治療方式は, 適切な化學療法劑の應用と相俟つて, 肺結核治療法の今後の在り方を示唆するものといえる. 一方, これに伴い結核病變を有する肺組織に, 切開, 切除並びに縫合等の外科的創傷を與える機會が多く, かかる肺創傷の治癒機轉並びにこれに關與する諸條件を解明することは, 肺結核の直達療法に伴う種々の合併症を防止し, 後療法を適正たらしめるに必要缺くべからざる所である. 文獻を渉獵するに, 今日なおこの問題に關する知見は極めて少く, 僅かに肺區域切除術並びに部分切除術に於ける, 肺の非縫合創の治癒機轉に關するKausel-Lindskog, 田中, 植田, 中原, 石橋等の報告, 並びに肺縫合創の治癒機轉に關するMontgomeryの報告に接するのみである. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |