アブストラクト(4巻14号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 腰全合併麻醉に關する研究 第2編 食道手術, 特に開胸開腹同時施行手術時に於ける成績に就て
Subtitle :
Authors : 池田佐嘉衞, 中山恒明
Authors(kana) :
Organization : 千葉大學醫學部中山外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 4
Number : 14
Page : 1301-1310
Year/Month : 1956 / 11
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [第1章 諸言] 前編に於ては筋弛緩劑を用いずに, 全麻に腰麻を合併すると, 肺機能及び腹筋弛緩の面に於いて, 筋弛緩劑を用いた場合より優れて居り, 又腰麻に伴う, 血壓下降や, 右心負荷を最小限度に留め得る腰麻の施行方法について述べたが, 本編に 於いては, 開胸開腹同時施行手術に本法を用いた成績を, 他の麻醉法を用いた揚合と比較して述べる. [第2章研究對象] 最近約10年間の食道癌根治手術症例は表1の如く, 767例で, そのうち353例46%に, 開胸開腹同時施行手術を行つている. 筋弛緩劑を用いずに, 腹筋弛緩の目的で, 全麻に腰麻を合併し始めた昭和28年以來の開胸開腹手術219例中, 腰全合併麻醉を行つた症例は表2の如く, 111例50.6%であり, 術中, 術後に, 特に副作用は認めないので, 現在では, 心に特に異常を認めない限り, 殆んどこの方法を用いて居る.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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