アブストラクト(4巻15号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺葉切除術の遠隔成續
Subtitle :
Authors : 草野薫, 河合直次
Authors(kana) :
Organization : 千葉大學醫學部第一外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 4
Number : 15
Page : 1353-1367
Year/Month : 1956 / 12
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「第1章 緒言」肺結核外科療法における直達療法は, 手術術式が積極的であり, しかも根治的であるという意味で理想に近いものということが出来る. しかし, 結核症が全身病であることに種々の問題が伏在し, 今後においても工夫改善に努力されねばならない幾多の餘地が殘されている. わが河合外科教室においても, 昭和23年, 肺結核に對して肺葉切除が試みられて以来, 既に300例以上の症例を經驗し, その間幾多の工夫改善が加えられ, 手術手技, 適應の決定, また術後合併症の問題など, 當初に比較して格段の進歩をとげた. しかし乍ら, 今日なおたとえ少數とはいえ, 氣管支瘻や膿胸のような最も不愉快な合併症も後を絶たず, シューブや殘存病巣の悪化も絶無とはいえない. 肺葉切除開始以来7年を經た今日, 我々の歩んで来た道を振り返り, 反省の資料を得て將来に備えることもまた極めて意義あることと信ずる.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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