アブストラクト(4巻15号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 色素稀釋法による心搏出量測定並びにペントタール麻醉時血液動態の研究
Subtitle :
Authors : 長野政雄, 前田和三郎
Authors(kana) :
Organization : 慶應義塾大學醫學部外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 4
Number : 15
Page : 1437-1454
Year/Month : 1956 / 12
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [〔I〕緒言]全身麻醉法として, ペントタール靜脈麻醉は, 技術的に容易であり, 圓滑な麻醉導入がえられるため, 廣く用いられているが, 臨床的に呼吸, 循環障碍を起し易いことは屡々我々の經驗するところである. これら障碍のうち, 循環系にみられる病態生理は, 未だ充分に解明されていない. 著者はペントタール麻醉に伴う血液動態を觀察するため, 心搏出量測定法として, 色素稀釋法を採用した. 本法は最近發展普及したもので, 病態生理下の循環系の態度を追究する上に有用な手段であり, 今後の普及が必要と考えられるので, その總説的紹介が必要と考えられる. 而してこの方法をペントタール麻醉時, 血液動態の研究へ應用し,若干の知見を得た. 〔II〕色素稀釋法に依る心搏出量測定 1)稀釋法發展の歴史心搏出量の測定法として,從來Fick氏法が廣く用いられているが, 最近注目されているものに稀釋法Dye-Dilution Method又はIndicator Dilution Methodがある.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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