アブストラクト(5巻1号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺結核病巣内の結核菌の研究特に切除療法の適應について
Subtitle :
Authors : 堀江昌平, 河合直次
Authors(kana) :
Organization : 千葉大學醫學部第一外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 5
Number : 1
Page : 31-46
Year/Month : 1957 / 1
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [緒言] 近年胸部外科の發達に伴ない, 肺結核に對する切除療法は安全且確實なものとなつた. かねてより河合教授1)は, 外科療法を成功させるための最大の要件は適應の正しい決定であることを繰返し述べて居られる. このことは肺結核外科療法の進歩した今日といえども益々重要視されねばならない. ところで切除療法によって, 病欒の新鮮な標本を得ることができるようになつたことは適應決定に對して著しい進歩を促したといえる. 從つて數年まえからこの材料の檢査をもととして, 從來の適應基準とは異ったより正しい適應を定めようとする努力が拂われ, 研究が進められるに至っているのである. 著者も當教室に於いて肺結核に對する切除療法により得られた材料を檢索し, その細菌學的な方面から現段階に於けるその成績, およびそれと臨床との關係を考察し, 切除療法の適應に對する一助を得んものと試み, ある程度の成績を得たのでこゝに報告する次第である.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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