アブストラクト（5巻1号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 切除肺による諸種肺病巣の肺血管變化についての研究 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 石川中, 木本誠二 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 東京大學醫學部木本外科教室 |
| Journal ： | 日本胸部外科學會雜誌 |
| Volume ： | 5 |
| Number ： | 1 |
| Page ： | 54-72 |
| Year/Month ： | 1957 / 1 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | [I 緒言] 慢性結核肺の病巣近接部の血管の態度に就ては多くの報告があり, 血管の數が著しく僅少であること, 及び閉塞性内膜炎を主とする變化が起ること等は既に承認されているところである. 即ち鬼川は"肺結核の際に見られる血管の變化は變性壊死に陥る退行性のものと適應性内膜肥厚, 血管新生, 血管腔内血管再生等の進行性のものとに分けることが出來る. "と述べ, Birkelo & Brosius, Raymond等も血管の變化は勿論特異的なものではあるが, 結核そのものによる變化ではなく, 隨伴する慢性炎症機轉による變化と見做され, その程度及び段階に關係し而もかゝる變化は恒久的なものであるとしている. 又John, Deust及びその共同研究者は血管變化は必ずしも病巣近接部のみならず遠隔部にも認められる. 然し病巣周圍, 氣管支周圍等の纖維化の強い部分に高度に見られ, 虚脱療法, 胸廓成形術等を受けている場合には更に高度となること, 更に肺結核患者の術前の肺動脈壓と血管變化との間には平行關係のないことを認めている. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
