アブストラクト(5巻2号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺結核症に對する化學療法の影響に關する研究 第2編 外科病理學的研究
Subtitle :
Authors : 有坂元彦, 篠井金吾
Authors(kana) :
Organization : 東京醫科大學篠井外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 5
Number : 2
Page : 166-205
Year/Month : 1957 / 2
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [第1章 緒言] 第1編で臨床的効果につき檢索したが, 第2編に於てはこれ等の症例につき病理形態學的に檢討を加え, 化學療法の影響の裏付けを行つた. この問題については既に抗結核劑の發見以來, これ等の効果は内外多數の學者に依り剖檢, 動物實驗を基礎とした報告が, Baggenstoss, Wright, Floryにより爲されて居り, その後Auerbach, Kidd, Mahon, 久保, 足立, 杉原, Faust Puelmaの報告があり, 又切除肺については, 大辻, 島田, 香川, 宮川, 岡, 赤崎, 岩崎等の報告を見出す. 私はこれ等の報告を檢討すると共に, 當教室に於て行われた摘出肺600例中より290例を選出し, 前述した如き臨床檢査を行うと共に, 病理學的に術前の化學療法が病巣, 特に周邊肺病巣に及ぼす影響を, 使用藥劑別, 使用方法, 使用期間別に檢索を行つた. 之等の効果の判定は又外科療法の立場から見ても, また合併症の防止, 術後の豫後の點に於ても重要な意義を有するものと考える.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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