アブストラクト(5巻8号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : Middlebrook赤血球凝集反應に關する研究(第2報)切除肺所見を繞つて他の結核活動性診斷法との關聯考察
Subtitle :
Authors : 白崎昭一郎
Authors(kana) :
Organization : 白十字會鹿島サナトリウム
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 5
Number : 8
Page : 796-802
Year/Month : 1957 / 8
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [緒言] 結核の予防治療醫學の進展に伴って, 結核の活動性診斷法の意義はますます重要となり, 一層の精密度が要求されている. この要請に應じて多くの診斷法が發表され, また古い診斷法の見直されたものも少くない. しかしこれらの診斷法の相亙的關連について考察し, 一定の標準に基いた評値を行つた論文は未だ多くはない. 私共は結核活動性診斷法の評値は肺切除術例の檢討によつて行うのが最も妥當であるとの見地から, 再三研究を發表しているが1)2)3)4)5), 今回も切除所見と對照しつゝ, 數種の血液學的免疫學的反應を檢討し, これらとMiddlebrook赤血球凝集反應との關連性について考察した. これによつて諸反應の相對的位値を明らかにすると共に, 赤血球凝集反應を側面から眺めることを試みた. こゝに取上げたのは, 血沈, OMK反應, 吉田氏反應, 核推移指數, Medlar指數, 淋巴球數, 及びThorn's Testの7種であり, 結核の特異的非特異的反應として世に知られたものである. 血沈は最も古い結核診斷法の1つとして枚挙に惶のない程多數の研究が發表されて居り, 著者も嘗てその統計學的考察を試みたことがある6).
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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