アブストラクト(5巻8号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 腰全合併麻醉に關する研究 第3編 特にpoor riskを中心として
Subtitle :
Authors : 池田佐嘉衞, 中山恒明
Authors(kana) :
Organization : 千葉大學醫學部中山外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 5
Number : 8
Page : 842-849
Year/Month : 1957 / 8
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [第1章 緒言] 腰惟麻酔法(以下腰麻と略)の主眼は, 安全に麻痺効果を得る事にあるが, 腰全合併麻酔を行うに就ても同様であり, 腰麻による副作用を皆無とすべく, 種々努力を重ね, 現在概ねその目的を達するに到つて居る. 即ち第1編1)に於て, 現在市販されている高比重0.3%ペルカミンSを使用せる場合を中心として檢討を加へた結果腰麻先行時には, 腰麻藥量を一般使用量とし, 全麻先行時には3/5~4/5の量とすべきであるとしたのであるが, 未だ意に滿たぬものもあり, 更に腰麻藥自体について, 各種濃度糖加ペルカミンSを上腹部手術時 に用いて, 檢索を進めた所, 高比重2)(比重1.037, 15℃,)溶媒9.5%ブドー糖1%ペルカミンSが, 血壓下降少くて, 麻痺効果は確實であり, poor riskに對しても, 安全に施行し得る濃度であるので之を用いて, 食道癌根治術を行つた經驗を中心に報告する. [第2章 腰麻藥の選擇に就て] ペルカミンの効果を見る爲に, 9.5%ブドー糖を溶媒とし, 比重10.37(15℃)に一定とした各種の濃度糖加ペルカミンSを帝國化學産業K. Kに依頼して, 試作し, 上腹部手術時に於ける効果を比較的檢討した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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