アブストラクト(5巻11号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 外科的心疾患々者に對する負荷試驗の臨床的研究 第1編 低酸素負荷試驗
Subtitle :
Authors : 渡邊弘, 木本誠二
Authors(kana) :
Organization : 東京大学医学部木本外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 5
Number : 11
Page : 966-999
Year/Month : 1957 / 10
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [緒言] 最近に於ける心臓外科の進歩に伴い, 心疾患々者の正確な診断, 重篤度の判定, 手術適応の決定等, 諸種の精密な検査が必要となつて来た. 心臓カテーテル法, 心電図, 心音図等により静的状態1)~16), 及び運動負荷時17)~18)に於ける血行動態, 病態生理, 臨床諸症状等については詳細な研究, 発表が行われている. 又手術方法, 手術前後の血行動態の変化等についても多くの報告がある19)~27). 然しながら心肺疾患々者においては, その疾患が原発性, 或は続発性の何れであろうと, 多少とも, 生体組織は酸素不足の脅威を受ける. この酸素不足に対する生体の反応, 生理的変化が, その病態の軽重を支配して来る. 従つて安静状態に於ける諸検査成績と低酸素負荷時に於ける成績とを比較検討することは, 疾患を理解する上にも, 又臨床的にも意義の深いことと思われる. 低酸素吸入を行つた場合の血行動態の変化については, 正常人及び各種の心肺疾患々者に於て研究発表が行われている.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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