アブストラクト(5巻13号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 食道及び噴門癌根治手術後の愁訴としての食欲不振並びに術後逆流性食道炎に就いて 前編 術後食欲不振につい
Subtitle :
Authors : 山口逸郎, 桂重次
Authors(kana) :
Organization : 東北大学医学部桂外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 5
Number : 13
Page : 1164-1175
Year/Month : 1957 / 12
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [第1章 緒言] 食道及び噴門癌の根治手術が艮好な手術成績を持つた近代的手術方法として登場してから, 日尚浅く, 遠隔成績に関する詳細も漸く第9回胸部外科学会に於て明らかにされたに過ぎない現況である. その際述べられた如く, 桂外科歉室に於ける手術例の遠隔時生存率は中山1), Sweet2)の夫に近いとは云え満足すべきものに非ず, 遠隔時患者の状態も総てが快適であるとは云い難い. 茲に於て遠隔成績の向上, 術後諸機能の改善が望まれるが, 私は食道及び噴門癌根治切除後, 胸腔内食道胃又は食道空腸吻合の為された症例に屡々訴えられる食欲不振に就いて, 主として胃機能, 肝機能の面から検討を加え, 之が対策確立に資せんとした. [第2章 被檢者] 桂外科に於て食道及び噴門癌根治切除, 胸腔内食道胃吻合を行い, 3カ月より4年を経過したもの19例, 1カ月を経過せるもの9例に就いて, 胃機能, 肝機能を検し, 胃全剔出食道空腸吻合を行えるもの9例に就き肝機能を検索した. 又被検者の選定に当つて, 臨床上癌再発を認めたものは除外した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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