アブストラクト(6巻8号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 切除肺病巣内結核菌の檢索による肺切除術の再檢討
Subtitle :
Authors : 篠原治人1), 河合直次2)
Authors(kana) :
Organization : 1)長野県立阿南病院, 2)千葉大学医学部第1外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 6
Number : 8
Page : 833-845
Year/Month : 1958 / 8
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [第1章 緒言] 肺結核外科的療法が進歩し, 直達療法が容易に行われるようになって, 切除肺病巣内結核菌がいろいろの面から検索されるようになった1)~10). しかし結核菌の形態, 染色性その他の性状攣化, 特に培養成績による生菌, 死菌の決定や, 耐性等に關しては, なお多くの問題が残されている11)~14). そしてこれらの問題は結核症の治療上是非とも解決しなければならない極めて重要な基礎的課題である. まず, 培養性状についてみると, 塗抹陽性であり, しかも培養して生えない例があことは, 化學療法以前からも剖検材料や喀痰を用いた検索で, 諸家により報告されていたが15)~17), 最近切除肺からの結核菌検索より, その解澤に生菌とするものと8), 死菌とみなすものと19)2つの見解が樹立して報告されている.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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