アブストラクト(6巻11号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 僧帽弁々膜症の差心内壓の變化に關する研究
Subtitle :
Authors : 井上正
Authors(kana) :
Organization : 慶応義塾大学医学部外科学教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 6
Number : 11
Page : 1062-1077
Year/Month : 1958 / 10
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [I 諸言] 1948年Baileyによつて僧帽弁交連切開術が行われて以来6),僧帽弁口狭窄症に対する手術的治療は輝かしき成果を収めており,既に2000例に及ぶ成績も発表されている21)現況である. しかるに僧帽弁閉鎖不全症の外科においては, いまだ確立された手術方法がみられるには至っていない. 一方従来僧帽弁口狭窄といわれていた症例には閉鎖不全症の合併しているものが多く, たとえば僧帽弁口狭窄症として手術された患者の21.7%に中等度の閉鎖不全症を, 5.5%に高度の閉鎖不全症を伴っていたとの報告7)もある. このように狭窄に閉鎖不全を合併しているときには, 術後ある例においては, かえって逆流量が増加して交連切開術の効果が減殺される揚合のあることも当然考えられる.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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