アブストラクト(6巻13号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 術後急性肺虚脱の成因に関する臨床的並びに実験的研究(自律神経の影響) |
---|---|
Subtitle : | |
Authors : | 町田弘忠, 山岸三木雄 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 横浜市立大学医学部第二外科教室 |
Journal : | 日本胸部外科學會雜誌 |
Volume : | 6 |
Number : | 13 |
Page : | 1250-1285 |
Year/Month : | 1958 / 12 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | [緒論] 近年, 麻酔学の普及と共に, 術後急性肺虚脱の治療法及び予防法は長足に進歩したが, 一方レ線学的診断法も発達して, 従来考えられていたよりもその発生率ははるかに多く, 術後の麻酔管理上非常に重要な位置を占めるようになってきた. 術後急性肺虚脱の成因に就いては, 古来多数の研究があるが, 現在では所謂気管支閉塞説が一般に信じられている. しかし, なぜ気管支閉塞を起すかという根本的原因については, 尚不明な点も少なくなく, 自律神経系の影響を1因子として考えている学者も多数いる. 著者の教室に於ては, 数年来本態性高血圧の外科療法として胸腰部交感神経切除術を施行しているが, この手術後に急性肺虚脱が非常に高率に発生することに気付き, 肺虚脱の発生に自律神経が密接に関係しているのではないかと考えた. 自律神経の影響を重覗する所謂神経説は, 多くの学者によって唱えられているが, これに対しては批判があり, 必ずしも一般に認められてはいない. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : |