アブストラクト(7巻1号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺切除後における残存肺の過膨脹が結核病巣に及ぼす影響についての実験的研究 第1編 肺切除後における残存肺の形態学的研究
Subtitle :
Authors : 田尻貞雄, 隈部英雄
Authors(kana) :
Organization : 結核予防結核研究所
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 7
Number : 1
Page : 46-56
Year/Month : 1959 / 1
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [第1章 諸言] 結核症に対して肺切除術を行った場合, 残存肺の結核病巣が如何なる態度をとるものか, 未だ充分に解明しつくされていない. 従つて著者はこの問題を解明するため動物実験を行つた. まづその前段階として健康成熟家兎を用い各種の肺切除を行い, 残存肺の形態学的変化を研究した. 肺切除後における残存肺の形態学的変化に関する実験的研究は既に多数の学者によつて報告されている. しかし何れの報告においても残存肺が正常の容積以上に膨脹することは認めているが, 切除部位や切除容積と膨脹程度との関連については未だ判然としていないし, 組織学的変化についての意見は全く區々である. 著者は家兎において左側上葉上部, 上葉あるいは下葉の切除を行い, 術後経過をおつて残存肺における膨脹程度, 膨脹速度, 肺実質の器質的変化をX線的, 肉眼的, 組織学的に検索した. [第2章 実験方法及び観察方法] 1 実験方法 実験には体重2~3kgの成熟家兎27羽を用いた.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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