アブストラクト(7巻2号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺切除後の気管支瘻に関する研究 第2報 臨床例の検討を中心として
Subtitle :
Authors : 岩間定夫, 隈部英雄
Authors(kana) :
Organization : 結核予防会結核研究所
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 7
Number : 2
Page : 102-128
Year/Month : 1959 / 2
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [第1章 緒言] 肺切除術における直接死亡は最近著明に減少しているが合併症就中気管枝痩の発生は未だに跡をたゝない. しかも一度発生するやX線学的悪化, 細菌学的悪化のみならず膿胸などをひきおこす重要な原因となり, 最悪の場合には死亡の原因ともなりかねない. 幸にして治癒したとしても治療に手間どり, 肺機能の喪失は大きく, 姿勢の変形も避けられず, 更に社会復帰を遅延させることが少くないのである. 従って肺切除術の将来は気管枝痩の発生防止, 早期発見, 早期治療にかゝつていると云っても過言ではなく, ことに化学療法と外科療法との境界線附近に位置する症例の治療法を選択する揚合その感を深くする. かゝる意味で著者は今までの経験をふりかえり種々なる観点から気管枝痩に対し検討を加えてみようとした次第である.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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