アブストラクト(7巻2号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 麻酔中の呼吸抵抗に関する2・3の考察
Subtitle :
Authors : 本松研一1)2), 東陽一1), 三宅博2)
Authors(kana) :
Organization : 1)九州厚生年金病院, 2)九州大学医学部第1外科教室
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 7
Number : 2
Page : 129-143
Year/Month : 1959 / 2
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [第1編 モデル実験] [I 緒言] 炭酸ガス吸収装置を有する閉鎖式麻酔器の出現は全身麻酔の様式を一変した感がある. しかし, 一方では閉鎖式回路に伴つて炭酸ガス吸収の能率, 吸気中の温度, 湿度の変化, 呼吸抵抗等の人工的因子が加わる事は避け難い. よつて之等の生体に及ぼす影響を知ることは安全に麻酔を行うために大切である.特に呼吸抵抗の増加は種々の心肺不全に導くおそれがあり,乳幼児に閉鎖式がさけられる由縁も亦此処にある. 一般に麻酔器による呼吸抵抗は回路の長さ, 太さ, 形, 内腔の性質, 炭酸ガス吸収装置, 及び気管内麻酔では気管内チューブの同様な条件によって左右される. 更に使用するガスの種類, 流量及び患者の呼吸筋活動の程度も影響する. そして之等の各因子について, 呼吸抵抗の減少を企図していくつかの基礎的研究が行われて来た.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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