アブストラクト(7巻2号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺血管撮影像と肺循環機能について
Subtitle :
Authors : 富山健一1)2), 荒木洋二1), 高橋常和1), 小林常三1), 長田宏平2), 牛久礼三2), 太中1)
Authors(kana) :
Organization : 1)日赤中央病院太中外科, 2)水戸日赤外科
Journal : 日本胸部外科學會雜誌
Volume : 7
Number : 2
Page : 144-154
Year/Month : 1959 / 2
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : [緒言] Dunner u. Calm(1923)の, ヨードナトリウムによる人肺の動脈撮影報告以来, 肺の血管撮影については, 多くの発表がある. 太中(1942)も, 胸部戦傷患者の肺動脈撮影を行い, 詳細なる報告を行つてより, 屡々, 発表をして来たところであり, 肺血管撮影に関する文献的考察並びに諸氏の業績については, 既に, 太中2)3)4)が述べているので, 本論では敢て重複の点はさける. 最近, 肺外科の進歩普及に伴い, 生体, あるいは屍体での, 肺動脈撮影による解剖学的関係, 血管分布に関する研究は, 内外の文献に多く見られ, 血管像を撮影することにより, 生理的たると病理的たるとを問わず, その形態学的変化から, 肺機能の状態を知ろうとする傾向がみられる. 一方, 心肺機能の研究, 業績にも目ざましいものがあり, この進歩発展の原因の一つに心静脈カテーテル法の普及があることは, 衆知のことであろう.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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